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辛いものがどうしてこんなにブームになったんでしょうか。
日本のほうが先に唐辛子を栽培しはじめ、それが朝鮮半島にわたっていった、と言いますね。唐辛子は日本が先輩なのに後輩の朝鮮民族がなぜあれほど好むようになったのか。
おもしろいですね。
ただ言えるのは、食べ物によっては「ハイ現象」を起こす成分を含むものがあって、それが嗜好に変化をきたさせる主因だそうです。
日本人は吉田書院さんのように辛いのが苦手、という人種だったと思うのです。伝統料理に辛くて辛くてというものは一つもありません。日本伝統料理はスパイシーなものを好まない温和でしかし奥深い味をもって完成していました。
だから唐辛子にしてもうどんそばの辛み調味料としてホンの少量を用いるだけで入りようがなかった。
ところが唐辛子の主成分カプサイシンには吸収されると精神活動をハイにさせる作用があるのですね。朝鮮民族のほうがこれに気づいたんだと思います。カプサイシンはある程度以上の量を一気にとらないと本領を発揮できません。日本ではそれまで誰もが限度をこえた唐辛子摂取に挑戦しなかったんですね。さすが朝鮮民族(なんちゃって(^_^;))。
で、遅ればせながらエスニックの流入によってカプサイシンハイに気がつくようになって、依存が起こりはじめた。これが現在のエスニック、激辛ブームの背景だと思います。言うまでもなく化学調味料があったればこそのダブル依存ですね。
つまり化調味ハイとカプサイシンハイに日本の若い層はのめりこんでしまって、その上でのエスニックブーム、激辛ブーム。
似たようなのがマヨネーズですね。マヨネーズハイというのがあるんですって。(*_*;)
なんのことはない。脂肪なんですね。大量の脂肪が胃から小腸へ送られると、脂肪を分解するための酵素が大量生産される。この酵素がハイを起こさせるらしいんです。
脂肪分解酵素ハイ。
焼き肉を食べると元気になる明朗活発になるというのは、また別の酵素のせいらしいですね。
まあ脂肪をごってり摂る食事というのはこれまで無かったしふつうの形で脂肪を食えば吐き気がするし下痢を催します。そこにマヨネーズが一番安易に脂肪の大量摂取をしやすい形で提供したものだから、マヨネーズハイを経験したマヨネーズ依存症患者が現われるようになった。これがマヨラー。
日本人は本来、かつお節昆布シイタケなどのアミノ酸依存です。日本人が海外に長くいると必ず日本食が恋しくなるのは、これらアミノ酸の欠乏によるものです。深刻なホームシックの日本人子女にはインスタントのうどんそばカップ麺を食べさせると軽快します。なんのことはねえ、ヤクが切れていたんですね。(笑)
ところが最近の若い人たちはカップラーメン三食朝昼晩カレーでも耐えられるます。こちらは伝統的なアミノ酸依存ではなく、カプサイシンとグルソー(グルタミン酸ソーダ)と脂肪分解酵素依存にかかってしまってるんですね。こういう人たちのホームシックは濃厚スパイス味のレトルト食品や激辛カップラーメンを食し、マヨネーズを大量に摂取することで快方に向かうでしょう。
そういうわけで、日本では二つの依存症が争って、伝統的アミノ酸依存症は敗色が濃厚ということです。うどんそば屋よりラーメン屋カレー屋が乱立する現状を見ればお分かりでしょう。吉野家の牛丼は、あのタレに中毒してしまったからで、決して牛肉の味がどうこうとうものではありません。吉野家はそこを誤った。自分たちの「肉」をおいしいと思って客は食べてたんじゃなくて、あのタレが旨くて食べてたんです。「つゆだく」が一世を風靡した理由はそこにあります。吉野家はツユさえそのままで提供すれば何牛だろうがなんだろうが関係なかったのです。ヤクが切れた人間が禁断症状を起こして吉野家に来るのを「肉が旨いから」と錯覚した。なんと愚かな。(^_^;)
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